白い詰め物(CR充填)と顕微鏡治療🔍
2016年11月08日
最近とても寒くなってきましたがみなさまいかがお過ごしでしょうか?
先日の日曜日、顕微鏡治療を専門として自費専門歯科医院の先生のセミナーに名古屋まで行ってきました。
当院でも歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)の導入を検討中のため有意義な時間を過ごせました。
セミナーの内容としては
①自費CR充填(白い歯科用樹脂の詰め物です)
自費のCR充填とはたくさんの色(シェード)や材料を使って、より周囲の歯の色に近づけることができます。
歯の構造は何層にも分かれており、歯の内部の象牙質は黄色っぽく、表面のエナメル質は白く透明感があります。
この差を何層にも分けて充填(盛る)し、自然な色調にすることが目的となります。
ちなみに保険診療でもCR充填は行えますが、使用する材料などに制限があり、なかなか自然な色調、透明感が出しにくいことがあります。
②マイクロスコープを用いた歯内治療(歯の根、神経の治療)
国内や海外の歯内治療専門医は歯科用顕微鏡を使って治療しています。
顕微鏡を使用することのメリットはとても小さくて見えにくい歯の中の神経の処置を行いやすくなることです。
肉眼では小さいものを見るのは限界がありますし、歯の奥のヒビや穴を発見できる確率が数段上がります。
その他、虫歯や外科処置、歯周病治療にも使用している先生方もたくさんいます。
デメリットとしては1回の治療時間が長くかかること、一部の症例を除いては保険導入がないことです。
今回のセミナーでは『歯科治療の質を上げること』が課題でした。
今後とも出来るだけ質の高い治療を心がけようと思いながら味噌カツを食べに行きました🐷