妊娠中から役立つ歯・口の子育て 2
2016年04月09日
お子さんのお口の健康について
赤ちゃんの歯はいつごろできるの?
乳歯は妊娠7週目頃から歯の芽が作られ始めます。
永久歯の六歳臼歯や前歯も、妊娠中に歯の芽が作られています。
丈夫な歯ができるように、バランスの取れた食事をすることが大事です。
歯はいつごろ生えるの?
生後6~9カ月になると、下の前歯から生え始めます。
全て生えそろうのは2歳半~3歳頃です。(個人差があります)
むし歯菌の「母子感染」を防ぐために
赤ちゃんが生まれたとき、お口の中にはむし歯菌はいません。
むし歯菌は歯につくので、歯の本数が増えるとともに、むし歯菌の数も増えると言われてます。
さらに、お母さんから唾液を介してうつることが多いので、妊娠中からお母さんや家族の方のお口の中もきれいにしておくことが大切です。
赤ちゃんのお口のお手入れ
●歯が生える前(出生時~5カ月:歯ブラシの準備期)
母乳後のお口の中は唾液が綺麗にしてくれます。
お口の中を触られることに慣れてもらうため、お口のまわりや歯ぐきを指でマッサージするように触れてみましょう。
●前歯が生えてきたら(生後6か月~)
母乳、離乳食の後は、湯さましやお茶を飲ませましょう。
最初は、湿らせたガーゼで歯をふいてあげることから始めましょう。
1歳を過ぎて、上の前歯が生えそろってきたら、奥歯が生える頃までには歯ブラシを使い始めます。(生後1歳~1歳半)。
甘い飲み物は糖分が入っていてむし歯になりやすいので、注意が必要です!
小さなお子様のお口の中は、成長とともに日々変化をしています。
ムラオ歯科クリニックでは、歯のお手入れ方法やおやつの食べ方、母乳・離乳についてのアドバイスなどを行っています。お気軽にご相談下さい。
ホームホワイトニング
2016年04月02日
今回はホームホワイト二ングについてお話ししたいと思います。
ホームホワイトニングはご自宅で行っていただくホワイトニングです。
1日2時間×2週間の使用が目安です。
メリットは?
☆チェアタイムが短くてすむ
☆通院回数が少ない
☆好きな時間にできる
☆視覚過敏が起きる可能性が比較的少ない
注意することは?
●つけすぎない
付け過ぎはジェルの無駄。用量通りにお使いください
●飲食物に気をつけて
ホワイトニング後は着色や知覚過敏が起きやすいので
3~4時間は色の濃いもの、酸の強いものは避けましょう
●トレーの清潔を保つ
使用後のトレーは歯ブラシを使い、毎日きれいに洗いましょう
●歯磨き剤で歯を丈夫に
ホワイトニング後の歯は再石灰化も進みやすいので
フッ素やリン・カルシウム配合のペーストを使って歯を丈夫にしましょう
当院では上下で1万円で行っております。
詳しくはスタッフにお尋ね下さい。
噛むことは老化防止に繋がります!!
2016年03月28日
みなさん、こんにちは。
今日はみなさんも必ず行う《噛む》という行動の重要さをお伝えします☆
よく噛んで食べることは、消化を促進したり食べすぎを防ぐ
効果があることはみなさんもご存じですよね。
しかし、それだけではありません!!
噛むことは脳への血流を増やし、脳の働きを活発にする
という大きな効果が期待できるのです。
つまり高齢者の方にとっては脳の若さを保ち、
認知症の進行を遅らせるという効果をもたらすことに繋がります。
実際に認知症の高齢者を対象に口の中の状態を調べる調査を行ったところ、
驚くべき結果が出ました。
重度の認知症の人ほど口の中の状態が悪く、噛むこと自体が
出来ない状態が目立ちました。
また歯が少ない人、入れ歯を使っていない人など
噛むことに問題がある人には認知症が多いという結果がわかりました。
このことからよく噛むことは認知症の予防になるのではないかと考えられています。
<よく噛む人には認知症が少ない!>
みなさんもお食事の際、よく噛むということを心がけてみてはいかがでしょうか。
今日から実践して、脳の老化防止を防ぎましょう!
入れ歯(義歯)が合っていないとよくないことが・・・
2016年03月25日
入れ歯(義歯)を使用している方の約半数が入れ歯(義歯)に対して何らかの悩みを持っているそうです。
合わない入れ歯を使っていると身体によくないことが多くあります。
①食べられなくなる・・・入れ歯(義歯)が噛むたびに痛い、ゆるくて落ちてしまう、金具が舌に当たる、味がわかりにくいなどなど。義歯を入れている方の食べる楽しみを奪ってしまいます。
②食べれないことによってエネルギーの不足・・・食が細くなると体力や免疫力の低下を招いてしまいます。
③合わない義歯を無理に使うことによって口の機能を使わなくなってしまう・・・食べることや話すことがいつのまにかできなくなってしまうこともあります。特に高齢者では使わない機能はすぐに低下してしまいます。
④お口の周りのしわが増え老けてみえる
①,②、④の問題は入れ歯(義歯)の調整や新しく作ることでほとんどが改善します。
③の食べる機能や話す機能が低下してしまうと、入れ歯(義歯)を作り直すだけでは改善されず、口腔リハビリが必要になります。
当院では専門医で名誉教授による口腔リハビリを行っています。些細なことでもお困りの際はご相談ください。
■今合っている入れ歯もいつかは合わなくなる!?■
・あごの骨や歯肉、歯の状態が生理的に変化しているため、最初は合っていた入れ歯でも
いつしか違和感を感じるようになります。
・長期間使っていると入れ歯自体が変形することもあります。
☆入れ歯(義歯)との上手な付き合い方☆
・入れ歯には寿命があることを理解する
・違和感を感じたらすぐに歯科医に相談して微調整をする
・義歯に不具合がなくても半年~1年に一回は定期検診を受ける
入れ歯(義歯)のご相談で何かわからないことがあれば当院歯科医師、スタッフまでご相談ください。
飲み込みにくいと感じている方へ ~摂食嚥下機能療法~
2016年02月29日
摂食嚥下機能療法
担当歯科医師:向井美惠(昭和大学名誉教授)
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
日本障害者歯科学会指導医・日本老年歯科医学会専門医
Q:「摂食嚥下リハビリ」はどんなことをするの?
A:ムラオ歯科クリニックでの摂食嚥下リハ(摂食機能療法)の内容の概要を以下に示します。
1.日常の食事や栄養の摂り方などについて改善のための指導をします。
・食べることで、どんな些細な事でも困っている事について、ご家族や施設の皆さん等
と話し合いながら必要な場合には他の機関と連携しながら相談に対応します。
2.食べる機能(摂食嚥下機能)の診断をします。
・食べ方・飲み方が上手くできない機能状態について舌、あご、口唇、喉頭など個々の
器官の動きやそれらの協調した動きについて姿勢を変えるなどして診断を行います。
3.食べる機能(摂食嚥下機能)の診断に基づいて以下のようなリハビリテーションプログラム(訓練指導)を立てます。
・食べる機能に必要な筋肉に対して筋訓練
・飲み込む反射を促す刺激訓練やムセ、誤嚥(誤嚥)を防ぐ食事姿勢などの訓練指導
・患者さんの食べ方、介助者の患者さんへの介助法の指導
・食べる機能状態の適した食事の調理形態やトロミ使用による再調理の指導
Q:「摂食嚥下リハビリ」の対象は?
A:当歯科医院の摂食嚥下リハ(摂食機能療法)外来の対象患者さんを以下に示します。
- 1.赤ちゃん、お子さん、就学期の児童生徒、大人の方、高齢の方、年齢は問いません。
・チューブ(経管)や胃ろうから栄養・水分を摂っている方。
・生まれつきの病気(脳性麻痺、ダウン症など)で食べることが困難な方。
・脳卒中、パーキンソン病、認知症などで食べることが困難なかた。
・食べるとむせることが多い方。
・よく噛まない、丸のみしている、食べるのが遅い、などの食べ方に問題がある方。
2.離乳食の食べさせ方、離乳食の食形態、使うスプーン、フォーク、お箸の形や使用時期、極端な偏食などで迷っている乳幼児の保護者の皆さん。
診療費 :原因となる病気がある場合は保険診療です。
診療環境:専用駐車場から入り口、診療室内、トイレ、すべてバリアフリーです。 車椅子などでの摂食外来診療は勿論可能です。
地域のホームドクターを目標にする足立区の歯科医院です
足立区竹ノ塚のムラオ歯科クリニックは、地域の皆様に気軽に通っていただけるかかりつけの歯科医院を目指して2015年10月にオープンいたしました。全ての患者さんが安心して通えるよう、当院ではバリアを除去した設計になっています。また平日は夜8時まで、土曜日も診療していますのでお仕事で受診しにくい方も安心して通ってください。
当院の診療科目は、一般・小児・矯正歯科はじめ審美やインプラントそれに口腔外科も併設していてお口の健康をトータルにサポートいたします。デンタルCTはじめ、最新機器を使った精度の高い診療・治療をお約束いたします。
足立区竹ノ塚のムラオ歯科クリニックでは、患者さんとのコミュニケーションを重視した診療を行います。またホームページやデンタルブログを通してクリニックや歯科医療に関連する皆様にお知らせしたい情報を随時発信いたしておりますので、どうぞご覧ください。