妊娠中から役立つ歯・口の子育て
2016年02月27日
妊娠をしたら歯や口の中の変化はあるのか?子供が生まれたらお口のお手入れはどうすればいいのか?
今回は妊娠中の方、小さなお子様がいらっしゃる方に役立つ、お口や歯について話をしたいと思います☆
1.お母さんのお口の健康について
🍀妊娠中のお口の変化🍀
●むし歯になりやすい
●歯肉が腫れて、出血しやすくなる
●唾液が減少し、口にの中がねばねばして、口臭が増加
変化が起こる原因は何でしょうか?
妊娠中はお口の中の環境が大きく変わります!
●女性ホルモンの増加によって唾液が減ったり、ネバネバしやすくなったりするため、歯周病の菌が増えやすくなります。
●食事の回数が増えることで、お口の中にプラークや歯石がたまりやすくなります。
※妊娠中に歯周病にかかると、早産や低体重児出産の可能性が高くなることがわかってます。
🍀妊娠中に気をつけたいこと🍀
●お口のお手入れ
つわりなどのためになかなか歯ブラシができないときには…
①1日1回は歯磨きをしましょう(夜寝る前が効果的)
テレビを見ながら、入浴しながらなどリラックスできる時間、つわりが軽く体調のよい時間帯に。
②洗口剤でうがいをしましょう。
③小さめの歯ブラシを選びましょう。
④歯ブラシは小さく動かしましょう。
⑤顔を下に向けて磨くと、嘔吐感がなくなります。
●バランスのよい食事
健康な赤ちゃんの歯を作るために、バランスのとれた食事をとりましょう。
次回ではお子さんのお口の健康についてお話ししたいと思います。
セラミックス~白い被せ物・詰め物~
2016年02月27日
当院で扱っている白い被せ物の特徴について
【オールセラミックス】
これには2種類あり、ジルコニアのフレームの上にセ
ラミックスを焼きつけたものとセラミックス単体のものがあります。
セラミックス:
セラミックスの多くはケイ素を主体とする結晶の塊で,身近なところでは陶磁器のお皿などと基本的に同じものです。現在歯科で用いられているセラミックスはファインセラミックスというもので高純度、あるいは添加物の調整によって純度制御の可能な人工原料あるいは天然に存在しない非酸化物材料を使用したものになります。そのため硬さや色調、透明感を調整されたものになります。
ジルコニア:
ダイヤモンドの代わりとして使われるほど、硬く、透明感のあるものです。 歯科用のジルコニアは同じような成分で白く、硬く、柔軟性のある材料に改良されたものです。
ジルコニアの使用より、今まで金属を使わなかったら出来なかったような奥歯やブリッジなどの被せ物も金属を使わずに出来るようになりました。
メリット
①白く綺麗で透明性があり、審美性がよい
②むし歯になりにくい
③体にやさしい(金属アレルギーなどがおこらない)
④丈夫で長寿命
⑤詰め物、被せ物の精度が高い
デメリット
①自費診療である
②かけたり、割れたりすることがある
まだまだセラミックスの良い所や適応などがたくさんあります。
白い被せ物、詰め物が気になる方、ご自身のお口の中はどうなっているの知りたい方はお気兼ねなく当院歯科医、スタッフまでお尋ねください!
歯周病とお酒の関係🍺
2016年02月15日
今回は歯周病とお酒(アルコール)の関係性についてです。
歯周病の発症、進行に関係があるといわれている生活習慣での危険因子の代表は肥満、喫煙(タバコ)、飲酒といわれています。
その中でも肥満や喫煙はよく世間でも言われているので、みなさんも何となくわかりやすいかと思います。
歯周病がお酒(アルコール)とどのような関係があるのか調べてみました。
お酒を飲むと、顔が赤くなり頻脈と動悸が起こり、ときに頭痛、発汗、めまい眠けなどが起こります。
これはアルコールが分解されてできるアセトアルデヒドの毒性によるものです。
アセトアルデヒドの分解能力が低い人はこのような症状がでやすいのです。
この分解能力は分解を助ける酵素の活性の高低により決まります。
分解酵素の1つにALDH2という活性酵素には個人差が非常に大きいこと、酵素活性は遺伝的に決まっていることがわかっています。
この酵素には3タイプあり、お酒に強い活性型、すぐ顔が赤くなる不活性型、そしてアルコールを受け付けない失活型があります。
日本人では活性型56%、不活性型40%、失活型4%といわれています。
ある調査によると、不活性型の人は歯周病リスクが4.28倍も高くなることがわかっています。
失活型の人はもともとお酒を飲まないのでリスクには換算しません。
わたしなりにまとめると、お酒を飲んで顔が赤くなる人は飲酒習慣を改善することによって歯周病のリスクを1つ減らせることがわかります。
飲酒、喫煙を控えて運動をすることによって全身だけでなく口腔内の問題も解決できるように頑張りましょう!
インフルエンザ予防に必要なこと
2016年02月18日
最近またグッと寒くなりましたね。
体調管理はしっかりできていますか(・・?
今回は毎年必ず耳にする「インフルエンザ」についてお話しさせて頂きます。
厚生労働省が発表した2016年のインフルエンザ発生状況の報告は
日々増加しているとのことで、私たちの生活にかなり身近な存在になっています。
前にもお話しした歯周病
実は歯周病の毒素はインフルエンザの強力なサポーターなのです。
ウィルスは生きている細胞に入り込み、その細胞から
エネルギーや栄養をもらわないと仲間を増やせません。
そこでウィルスはターゲットとした細胞のレセプターに吸着し細胞に入り込みます。
インフルエンザのターゲットは、のどの粘膜です!
ウィルスはのどの粘膜のレセプターに吸着しあとは細胞の扉を開けて
入り込んでいくのです。
また普段はのどの粘膜のレセプターは
粘液で覆われて隠れています。
しかし、プラークに潜む細菌たちが出す酵素はのど粘膜を守っている
粘液を溶かして破壊します。そのためレセプターが丸出しになって
ウィルスが吸着しやすくなります。
しかも
歯周ポケットのなかに棲む歯周病菌の内毒素は、歯茎だけでなく
気道粘膜も壊します。炎症で細胞同士の結びつきがゆるくなると
ウィルスが侵入しやすくなってしまうのです。
毎日歯磨きをしてしっかりとプラークを取り除いていると酵素や
内毒素が少なく、インフルエンザウィルスへのサポートが弱まって
ウィルスに付け込まれる隙を減らすことができます!
手洗い・うがいはもちろんですが、
毎日の歯磨きがインフルエンザ予防につながります☆
歯周病を防ぐには、、、
2016年02月01日
タイトルにありますように、今回は《歯周病》について簡単にお話しさせていただきます。
みなさんも一度は歯周病という言葉を耳にしたことがあると思います。
簡単に言うと、「いつの間にか歯が抜ける怖い病気」。。。
(プラークにひそむ歯周病菌の出す毒素によって歯の周りに炎症が起き、
悪化すると歯がグラグラして抜けてしまう病気です)
外から見えない歯茎の中で目立たずじわじわと進む歯周病は
よほど悪化しないと痛みが出ません。
「痛くないから大丈夫!」という考えでいると、痛みが出るころには手遅れになっている
というケースが多いのです。
でも、実際はそんなに怖い病気ではありません☆
多くの場合、症状の進行はゆるやかですし手の施しようがないほど悪化するには
それなりの年月がかかります。
手遅れになる前にご自身でしっかり毎日歯磨きをして、
定期的に歯科医院で歯周病菌の溜まり場である歯石をとって
歯茎の中をよく洗ってもらうだけで
ばっちり歯周病は予防できるのです!!!
痛くないから行かなくていいや、歯医者は怖いから嫌い、
予約するのが面倒くさい、、、などなど歯医者になかなか足が向かない方が多いです。
ですが、
これからもずっとおいしい食事をとるには
歯を健康な状態で保つことが大切です!
一つでも当てはまる方はぜひ一度検診にいらしてください。
当クリニックでは電話予約はもちろん、ネット予約でもご予約可能です。
https://www.itsuaki.com/yoyaku/webreserve/menusel?str_id=2869&stf_id=0
こちらからお問合せください。
地域のホームドクターを目標にする足立区の歯科医院です
足立区竹ノ塚のムラオ歯科クリニックは、地域の皆様に気軽に通っていただけるかかりつけの歯科医院を目指して2015年10月にオープンいたしました。全ての患者さんが安心して通えるよう、当院ではバリアを除去した設計になっています。また平日は夜8時まで、土曜日も診療していますのでお仕事で受診しにくい方も安心して通ってください。
当院の診療科目は、一般・小児・矯正歯科はじめ審美やインプラントそれに口腔外科も併設していてお口の健康をトータルにサポートいたします。デンタルCTはじめ、最新機器を使った精度の高い診療・治療をお約束いたします。
足立区竹ノ塚のムラオ歯科クリニックでは、患者さんとのコミュニケーションを重視した診療を行います。またホームページやデンタルブログを通してクリニックや歯科医療に関連する皆様にお知らせしたい情報を随時発信いたしておりますので、どうぞご覧ください。