予防歯科
定期的なメンテナンスを習慣づけましょう。
歯科に限らず、健康に一番大事なのは予防と毎日の過ごし方です。
予防歯科では検診、クリーニング、虫歯予防治療などを行い、毎日のケアのサポートをします。
削った歯は元には戻りません
虫歯になると歯を削って治療しなくてはいけませんが、何度も虫歯を繰り返しているとどんどん歯は削られてしまいます。一般的に一本の歯の虫歯治療は3、4回が限度だと言われています。それ以上の治療は抜歯の可能性が高くなるということです。抜いてしまったら二度と生えてこない永久歯ですから、大事にしたいですね。
PMTCを受けて、定期的にクリーニング
P.M.T.C.とは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で、「歯科医師や歯科衛生士が歯のクリーニング用器具で行う、お口の中の清掃」のことです。専用の機器とフッ化物入りペーストを用いて、普段の歯磨きでは取れないような歯垢や細菌が形成するバイオフィルムというヌメリを除去します。
歯ブラシだけではとれない汚れは蓄積するため、定期的なP.M.T.Cの受診をお勧めします。
歯ぐきの小さな変化に気づくことが大切です。
歯周病は歯石を取らずに放置しておくと、歯周病菌がくっつき炎症を起こし、徐々に歯周組織まで破壊しながら進行していく病気です。
虫歯のように早くに痛みで進行が分かることがなく、痛みを感じたころには大分進行していることが多いため、定期検診などにお越しいただくことが大切です。
歯周病はゆっくり痛みなく進行します
歯周病は多くの場合、20代頃から始まりゆっくりと進行し40代、50代になってから自覚症状が現れます。
そしてその時には病状が大分進行しているので治療も外科手術を伴ったり、抜歯が必要だったりします。
歯周病の外科手術例
基本的に歯周病の治療は歯石の除去を行い、破壊された歯周組織は取り除きます。歯周組織には再生療法を行い、可能な限り元に戻します。その後は歯石・歯垢を溜めないようケアを行い、定期検診にもお越しいただきます。